えーと。一言で言うならば
愛されてるなあ織姫 ってだけなのですが。もう奴はヒロインですね。彼女に想いを寄せるライバルもばっちりさ!
特技は回復系能力、戦闘の力にはなれないけれど、後方から優しく見守っています。逃げようといわれても、足手まといでも、ヒーローが戦っている場から逃げ出したりなんてできません。おめめパッチリ、睫ビシバシ、おまけに巨乳の最強ヒロイン。…まあ、なんて素敵なんでしょう(棒読み)
いやですからね、こんなに作者に愛されてなければ、かわいいと思えるんですってば。あとルキアの扱いが反比例的にこんなにひどくなければ。
もう雨竜→織姫は確定ですね。別にそれはいい。むしろ萌える。いや大好き。
だけどあのメガネ野郎、織姫のために一護には勝ってほしいんですってよ。
いやあのねメガネ、一護負けたって織姫の信頼は変わらないけど、ルキア死んじゃうんだよ…?(噛んで含めるように)
なんだか。織姫や雨竜、チャドは心底ルキアのことどうでもいいんだってことがわかりました。
いや、確かにほとんど接したことのないルキアよりも、それぞれ恋してたり一緒に戦ったりなんか誓い合った一護の方がよっぽど近しい存在。もっともな理由。それはわかるんです。
だけど、そもそもの一護がここに来た理由を忘れないでよー(一護自身も忘れてますが)。それでなくたって、あの3人は一度は死神としてのルキアを見てるはず。
織姫。記憶を取り戻したなら、活躍はしなくとも、自分を癒してくれたルキアのこと。
チャド。ルキアが自分とシバタを守るために血まみれになって戦っていたこと。
雨竜。ホロウと戦ったり、現世に来た兄様、恋次と相対したルキアのこと。
覚えてるよね?
きっと命をかけてまで救う理由になんかはなりはしない。だから一護の為に命をかける、それでもいい。
でもルキアに、絶対死んでほしくないって、それぐらいは思ってほしい。
彼女が死んだら、一護がこれまでやってきたこと、何の意味もないんだよ?
一応表面上は、彼らがルキアのことそれなりに心配してる描写があります。でもすごく、すごくすごく、上っ面だけに見える。
だいたい、「あの子ならもう逃げたよ」発言に何の疑問も抱かないのか。いや、随分と好意的に見て、「逃げられたんだよかったね」とか思ってるにしても。
誰が、連れて逃げてるのかとか気にならないのか。
一人で逃げられてるわけないでしょう。織姫たちが認識している仲間は、この場にいる人たちと、あと夜一さんだけ。しかも彼女の正体を知らないわけだから、猫だと思ってるんですよね? それでルキアを連れていると思ってるの?
一人だけ行方のわからない夜一さんのことは心配していないのか。
もしルキアを連れているのが恋次だと知ったら、一度対戦している雨竜は訝しく思わないのか。
言い出したらキリがありません。とりあえず久保先生は彼らが一護のこと思っていて織姫がモテモテだったらそれでいいと思ってるとしか考えられません。
何でかな…絵はすっごく綺麗だし設定にも萌えるところがあるし。好きだけど、ときどきすっごく、空しくなる。
えー、辛口はこのくらいにして。
織姫の「朽木さんは黒崎君の大切な人」「命を賭けて救う」云々の発言には素直に萌えておきます。これを一護に言わせない辺りは久保先生の意地なんでしょうけど。
でも実際、そうなんですよね?
別に、イチルキの間に恋愛感情なんてなくてもいい。
友情とか。信頼関係とか。どんな言葉でもいいけれど。
貸しだとか。借りを返すとか。そんな言葉しか今まで、聞けてないけれど。
一緒にいたたった2ヶ月の間に、何か築いたものがあると、そう思っていいんですよね?
そして、
「―――世界を変えた人だから」
この織姫の台詞自体よりも、いやこれも萌えたんですけど、タイトルにさらに萌えました。
That Who Change the World
これをタイトルにもってきたことで、この何だか行く先の見えない対兄様戦が、やっぱりルキアの命をかけてのものだと、やっと思えたような気がします。
とかいってなんとなくカッコいいフレーズだと思ったからタイトルに持ってきちゃったってのがオサレ師匠の本当の思惑なんでしょうが(滝涙)
世界を変えた人。それは一護に、死神の世界を広げたというだけのことじゃなくて。
母の真実。それも手にして、でもそれだけじゃなくて。
命を、かけて。
誰かを守ること。
誰かを護ること。
それもまた、知ったんじゃないかな。
ただ無償で、命を投げ出した人なんて。
彼を護り、散ろうとした人なんて。
母親のほかに、知らなかっただろうから。
ルキアは何度も、一護を護ろうとしたんですよね。一度目は、最初に虚に襲われたとき。細かなところを飛ばせば、二度目は、兄様と恋次から。
彼女の「護る」は彼女の全てをかけたものであって、だからこそ、痛い。
どこぞの女子高生の半端な「守る」と比べるとなおさら痛いです(辛辣)。
いろいろ言い立てましたが、やっぱ織姫が何も役に立ってないのにいっちょまえにしてんのが嫌なのかもしれない。
いやほんと、それは織姫が悪いんじゃなくって、久保師匠の描き方だと思います。こんだけ毒吐いといて何ですけど、嫌いなわけじゃないんです。
嫌いじゃないけど、いやお前ホント、何しにきたんだって。って突っ込まざるをえないのが悲しい。チャドにもそれを感じますが。
ルキアも最近はヒロインに徹してますが、彼女の「覚悟」はもう、十分見せてもらいましたから。…と思うのは、まあ、ファンゆえのひいきなんでしょうね。
ああえっと兄様戦? いいよもうなんでも(投げ遣り)
何ですかあの必殺技。しかも見せただけって。一護も呆然。
でも「この技を見せるのは二度目」って、明らかに読者を煽ってますね久保さん。煽られる側が悪いといわれればどうしようもない。
深く考えずに浮かんだのは緋真。なんとなく。彼女に手を下したのは兄様かなーと勝手に思ってたので。
そもそも兄様との関係が明らかになってませんものねえ。実の妹とか許婚とかいろいろ噂が飛び交ってますが(てまりはどちらかといえば妹派。兄様とルキアは似すぎてるし)。
ああ、ルキアと緋真の関係もわかんないのか。
伏線張りすぎですって師匠。ルキアのやたら凝った刀の柄は何なのかそもそも彼女の刀の名前は出るのか(スルーされそう)ガンジュとの和解はどうしたかとかその他諸々ギンはどこにいるのとか日番谷なんてありえないとか大体グランドフィssh(強制終了)。
ふう。一息はつらい。
えーとりあえず、来週再来週ぐらいでいい加減回想にどどんと突入してくれることを切に願っております。